トレード戦略の紹介

ドル円 ローソク足パターン 手法公開 [100万→2.5億円]

こちらのトレード戦略は, ドル円(USD/JPY)に特有の値動きのクセを捉え, ロウソク足のパターン系のトレード戦略として記述したものです. 一般的には寿命が短いと言われるチャートパターン系のシステムでありながらも, 10年に渡って機能し続けている独自開発した投資手法を完全公開します.

ロウソク足パターンとは?

ローソク足パターン(あるいはチャートパターン)とは, すなわち「チャートが形成する値動きの形」をもとにトレードを行うトレード戦略です.
短時間で多数の売買を繰り返すスキャルピングや, デイトレードで莫大な利益をあげるトレーダーにはこれらチャートの値動きを重視する方が非常に多く, 彼らは値動きの裏にある市場参加者の意図を汲み取り, 優位性のあるエントリーポイントを探します. いわゆる「トレーダー」と聞いて, 同時に何枚ものスクリーンを監視しながら, このような短期売買を連続して行う人を想像する人も多いのではないでしょうか.

しかしながらこれは投資手法として極めて優秀でありながらも, 感覚的な部分が多くを占めるために言語化するのが非常に難しく, 一部の「天才」と称される人々や, 長年の経験によって得た「センス・感覚」を持つ人々のみが実現可能な手法であると考えられてきました.

上記のことを考えると, チャートパターンを「投資アルゴリズム」や「自動売買プログラム」として開発するには「感覚的なもの」を「プログラミング言語」として記述する必要があり, 難易度が高いタスクであると言えます.

パターン系戦略の特徴とは?

基本的に自動売買としてパターン系のトレンド戦略を考える場合, 特徴は2つあるといえます.

1. いわゆる「当てはめ」が起きにくい

自動売買のトレード戦略を開発する場合には, 過去のデータを使って検証を行う必要があります. この大きなデメリットとしては, 「当てはめ」や「過剰最適化」が無意識のうちに起きてしまうことです. すなわち, 過去のデータのみにおいて都合よく機能するような戦略ルールを生み出してしまうことです.

これが起きてしまう背景には, 「パラメータ」の存在が挙げられます.
例えば, 「現在の終値が, X日前の終値よりも大きければ買いで入る」という投資ルールを考えるとします. パラメータXの値が2〜100の範囲であるとすると, そのうちどれかしらのXは過去のデータにおいて非常に良い結果を残すことが容易く想像できると思います.

しかしながら, これはただの「当てはめ」なのでその投資ルールが機能するものであることを意味するのではないのです.

パターン系の戦略の特徴としては値動きを直接プログラミング言語として記述していますので, このような「パラメータ」はありません.

ということはつまり, 過去データへの「当てはめ」が起きる可能性は極めて低いということになります.

2. 「機能しない期間」というものが存在する

2個目の特徴としては, 「期間によってその戦略が機能したり, 機能しなかったりする」というものです. これは非常に不思議なことで,  ある期間は非常にパフォーマンスが良かったローソク足のパターンが, ある期間を境に全く機能しなくなり, また数年してパフォーマンスが戻ったりすることも多くあるのです.

これは非常に不思議ですが, このような特徴を持つチャートパターンは多く存在します. 裏を返しますと 「長期間に渡って機能しづけるチャートパターンは極めて稀である」ということになります.

トレード戦略の基本概念

今回開発したパターン戦略の概要は以下になります.

  1. 「上昇トレンドの押し目」「下降トレンドの戻り」を形成した後の大きな動きを捉える.
  2. 1. のうちドル円に特有な値動きの特徴を記述する.
  3. 大きな動きを捉えることを目的としているため, 決して勝率は高くないが全体としては収益性がある.
  4. エントリーが失敗した場合にはすぐに損切りを行い, 利が乗った場合には手仕舞いのポイントを価格に合わせて徐々に動かしていき利を伸ばす.
  5. エントリーからすでに多くの時間が経過している場合には, すでにエントリー時の優位性は消失していると考え手仕舞いを行う.

パフォーマンスの結果

上記の概念をもとに, プログラミングを行い次のようなパフォーマンスを得ました.

公開しているパフォーマンスは過去のデータに都合よく当てはめをしたバックテストのデータではなく, フォワードテストのデータです.
(ここでは, 「ウォーク・フォワード分析」という方法によって10年間のフォワードテストを生成しています)

10年間で800万円程の利益

安定して利益をあげ, 10年間で800万円ほどの利益が出ています. まず評価するべき点はパターン系の戦略でありながらも長期間に渡って機能し続けている点でしょう.
2012年には比較的大きなドローダウンも見られますが, これはより現実を反映した結果です. 先ほど述べたようにパラメータをいじることで,  このようなドローダウンも全くなかったかのように見せることも可能ですが, それは全く意味のない行為ですのであえてそのようなことはしません.

こちらは「フォワードテスト」の結果であり, 過去データに合わせて「最適化を行なった」結果ではございません.

資金管理(複利)を適用するだけで, 100万円 → 約5000万円 が可能に

なお上記は「単利」で運用した場合で, 常に10万通貨でトレードし続けた結果です.

しかしながら, 実際の口座にて運用する場合には「複利」で運用することになると思いますので, その場合の結果も見てみましょう.
試しに, 初期資金100万円, 各トレードにおいて「口座資金の3%のリスク」を取るとしてみます.

結果を見てみると, なんと初期資金100万円が10年間で約5000万円と資産が50倍になっています. 単利の時は10年間で約800万円の利益でしたので, 複利で運用することの偉大さが理解できると思います.

また初期資金の100万円, 各トレードのリスク3%というのはかなり現実的な数字ではないでしょうか. もし仮に初期資金が100万円ではなく200万円だとすると, 10年間で200万円が約1億円になる計算です.

数ヶ月の期間だと複利・単利はほとんどパフォーマンスに違いはありませんが, 10年などの長期間となると違いは顕著に現れるのです.

リスクを 3% → 5% に増やすだけで 100万円 → 2.5億円

最後に, 各トレードのリスクを 3%→5% にした場合の結果を見てみましょう.

リスクを2%増やすと, 初期資金の100万円が10年間で2.5億円となりました.

もちろんリスクを増やした分, ドローダウンも大きくなっていますし現実にこれほどの大きなドローダウンを精神的に耐えられる人はあまりいないかもしれません. ほどんどの人はトレードすること自体をやめてしまうかと思われます.

(※ドローダウン … 資産が減少すること. 100万円が90万円に減少した場合は「10%のドローダウン」となる.)

しかしながらこのようなドローダウンに耐えられるようであれば, 複利運用の効果は言うまでもありません.

このような複利での運用における具体的な方法論を「資金管理戦略」「ポジションサイジング(position sizing)」と呼び, 当サイトではポートフォーリオ全体での独自の資金管理戦略アルゴリズムや高度なコンピュータシミュレーションに特に力を入れています.

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